2010年12月13日月曜日

レッドアリーマーⅡ


ゲーム難易度:★★★
参考プレイ時間:3時間

名作「魔界村」の敵モンスター”レッドアリーマー”を主人公としたスピンオフ作品。
ゲームボーイで発売された前作「レッドアリーマー 魔界村外伝」のゲームシステムを踏襲しており、アクションパートとロールプレイングパートが分かれている点がユニーク。

ゲーム概要
前述のとおり、アクションとロールプレイングが融合した本作。
RPGの戦闘、ダンジョンに当たる部分がアクションパートになっています。


ダンジョンに入ると・・・


アクションパートに突入。

アクションパート
レッドアリーマーの得意技はホバリング(空中浮遊)とヘルクライム(壁張り付き)。
二段ジャンプが精々の人間と比べれば、流石は悪魔と言ったところでしょうか。

ホバリングの滞空時間はWINGのレベルに依存します。
レベルが低いうちはあまり長くは飛べません。
滞空時間が足りず、火の海に真っ逆さま・・・というのも茶飯事。
ジャンプ最高点でのホバリングを心がけましょう。


トゲトゲと炎の海に挟まれた危険地帯を進むアリーマー。


忍者風のヘルクライム。

また、初期状態では「ファイアー」の魔力が使えます。
火の玉を一つ吐くだけの技ですが、序盤の攻撃方法はこれだけです。
後々、他の魔力も入手できます。


もちろん、右の青い方です。

浮遊に魔法にと芸達者なレッドアリーマーですが、動きがやたら緩慢です。
徒歩での移動は欽ちゃん走り(歩き?)ですし、ホバリングもプカプカと浮かぶ感じ。
Lvが上がっても移動速度は変わりませんので、動きに慣れる他ありません。

ロールプレイングパート
個人的な印象としては、ロールプレイングパートは「おまけ」。
メニューコマンドを使う機会が殆ど無かったり、空き家がやたらと多かったり。
お使い的な要素が多く、次のアクションパートへ進むための作業になりがちです。
特に迷うところもないので、物語を楽しみましょう。

コンティニューする際、最後に悪魔の数字(パスワード)を聞いた場所から再開します。
町についたらまず、悪魔の数字を教えてくれる魔物を探しましょう。

また、道中の「魔界王の壷」を入手すると「魂」が手に入ります。
「魂」と「闇の力(残機)」を交換してくれる魔物が存在しますので、こちらも探しておきましょう。


魔界王の壺。ロールプレイングパートのフィールド上にも存在。

プレイ後記
魔界村に比べると簡単な印象を受けますが、難易度はそこそこ。
通常アクションも去ることながら、厳しいのがボス戦。
戦闘が狭いフィールドで行われるため、苦戦すること請け合いです。

特に魔境の館ボス「ドッペルゲンガー」には手こずりました。
姿も動きも正に本家レッドアリーマー。
あっちが本物なんじゃないの?と思うほど。


動きがとても素早く、倒すのにコツが要ります。

幸いなことに、本作ではコンティニュー制度が採用されています。
戻し作業が大変ですが、何度も戦い続ければパターンが見えてきます。

また、コンティニューしても「魂」の数は減りません。
壺をちょこちょこ集めながら進んでいけば、次のプレイで楽が出来ます。

総評
アリーマーの動きが遅いので、爽快感はありません。
ただ、微妙な操作が必要とされる場面が多いので、それなりのテクニックが要求されます。
ロールプレイングパートにやや不満が残りますが、それを補って余りあるアクションパート。
激ムズではないけれど、それなりに難しい。
かゆいところに手が届く良ゲーでした。

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レッドアリーマーⅡ(ファミコンデパート)
レッドアリーマー 魔界村外伝(GB版)(ファミコンデパート)
レッドアリーマー 魔界村外伝(前作)(ファミコンデパート)


画像は「レッドアリーマー2」より引用しました。
著作権は株式会社カプコンに帰属します。

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